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ブコラム投与後救急搬送するのはどんなとき?

ブコラム投与後、原則救急搬送を手配し、以下に当てはまる場合には主治医の指示、医療従事者の説明に従い医療機関を受診してください。

ブコラム投与時および投与後の対応については、事前に話し合っておきましょう。

  • ブコラムを投与しても10分以内に発作が治まらない

  • シリンジ内の液剤を全量投与できなかった
    (液剤をこぼしてしまったり、プランジャーを最後まで押せないなど)

  • ブコラム投与後、以下のような症状・兆候がみられた場合

  • 呼吸がより遅い、浅いまたは止まった、唇が青い
  • 胸が痛いまたは苦しい、首から肩・左腕にかけて広がる痛み
  • 意識がもうろうとしている、意識がない
  • ひどい眠気や疲労、ぐったりしている、つねっても反応しない
  • めまい、脈が弱い
  • 気分が悪い、おう吐
  • 話す内容や行動がおかしい、興奮状態
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なお、ブコラム投与後、上記に当てはまらない場合においても、随時医療機関の受診は必要です。

救急搬送された場合には、医療従事者が、ブコラムの投与状況を
確認できるよう、使用済みのシリンジをご提示ください。

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救急搬送に際しては、医療従事者が適切に対処できるよう、介護者の方から以下の項目などを伝えるようにしてください。

医療従事者・救急救命士に
伝えてほしいこと

発作の状態
発作の持続時間、頻度、どのような発作か など
発作が起きたときの状況
何をしていたときに起きたか など
意識の有無
発作前・発作中に意識はあったか
発作後の経過
発作がどのように変わっていったか
今回の発作で考えられる原因
病気としての「てんかん」があるか、
熱性けいれんや細菌性髄膜炎、急性脳症などが考えられるか など
てんかん重積状態の既往歴
過去に同じような発作を起こしたことがあるか
服用しているお薬、および、飲み忘れの有無
抗てんかん薬を使っているか、そのお薬を飲み忘れていないか など
ブコラムなどのてんかん重積状態のお薬の使用の有無
ブコラムを投与したのに発作が続いた、
ブコラムが手元になくて投与していない など
アレルギーの有無
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